私とケンブリッジの森

沼津駅北口のカフェ　ケンブリッジの森。

もうすぐ約12年の歴史に幕を閉じようとしています。

自分が最初に訪れたのは、お店をやろうと決心した後の事で、高校時代の丸坊主の時や、その後の専門学校時代には、何の接点も見出せずにいました。今考えればすごくもったいない事でした。だから自分がケンブリッジの森の歴史だの思い出を語るなんてビートルズのＣＤを買って、ビートルズファンにあれこれ知ったかぶる気がしてとても書けそうにありません。

とにかく自分にとっては常に目標。
それは閉店した後も常に変わらない気がします。

ケンブリッジのスタッフや藤原さんが刻んできた痕跡の深さは、そのままスタッフや藤原さんの努力や思いの重さに比例していると思います。
きっと並々ならぬ重圧や苦労を背負って、懸命に歩んできたからこその「痕跡」なのだと思います。

その「痕跡」は時間が経とうとも、前に進もうとも、後ろを振り返れば確認できる大きさであり深さである。そんな気がします。

これから自分達がお店を続けるに辺り、そんな道標ともいうべき「痕跡」がある事はとても幸せな事に他なりません。

少しでも多くの人が最後の時間を共有できる事を願います。
まだ行った事の無い方も是非足を運んでみてください。

９月１７日（木）～９月３０日（水）　「藤原慎一郎展　痕跡・現場日記写真展」
　http://genbanikki.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-f8d5.html